イッシーさんのブログ

サラリーマン俳優兼落語家の「演じること」を模索する日々の独り言

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

私とは概念でしかない

あなたは誰ですか?と聞かれると人は関係性ばかり説明する。名前、出身地、学校、仕事、家族。それらは関係性。 存在は幾何学的にはx.y.z軸の座標でしかない。しかし、それを構成する点自体について、幾何学は無視している。 一方、物理学ではどうか。そこで…

演じる事の本質

"演じる"とは他人の本(与えられた世界)に対し、思考と身体を使った反復(習慣)によって、台詞に秘められた感情(背面の感情)に気付き、(反転して)本当の自分の意志(先手)を具現化する行為である。こんな凄い事、やめられる訳はない。これも演劇の力。

芝居とは自分の道をつくるコト

台本と言う被った世界を反転させる。 ホンの言葉を繰り返し、自分の心を掘り起こし、世界に溢れ出すまで繰り返す。 そして、人と物語を紡ぐ。 それが役を生きる事。作っては壊し、作っては壊す。 そんな事をもう何年もやって来た。 そして、ある時、気がつく…

幸せに

どうしても守りたいけど必ずいつか無くす命。執着し過ぎれば閉じてしまう。でも、閉じたら生きながらにして死ぬ。気付かない間に保ってた社会のバランスがおかしくなって来たのは今に始まったことではないけど、今回の件で目に見えて来て、肌でも感じるよう…

無とは無限に有る事

出来ないあせり、何か従属するものに対する引け目、出来そうな時の安心。つなぎ止められた安堵と脱力。前者から離れると、すぐさま後者に飲み込まれる。まるで水に浮かんだ油粒がより大きな油粒に吸い取られるように。でも、本当はその間の生粋の存在による…

『わたし』と『すべて』

1 私は生まれる事も死ぬ事も(自殺以外は)自分では決められない。肝心要の自分の生死すら儘ならない『わたし』とは何なのでしょうか?生まれたばかりの赤ちゃんに『わたし』は無いようです。それが親などから「OOちゃん」と言われるうちに自分を「OOちゃん」…