イッシーさんのブログ

サラリーマン俳優兼落語家の「演じること」を模索する日々の独り言

芝居とは自分の道をつくるコト

台本と言う被った世界を反転させる。

ホンの言葉を繰り返し、自分の心を掘り起こし、世界に溢れ出すまで繰り返す。

そして、人と物語を紡ぐ。

それが役を生きる事。
作っては壊し、作っては壊す。

 

そんな事をもう何年もやって来た。

そして、ある時、気がつくと眠れない夜が減っていた。明日、目覚めなかったらどうしようと怖くて目を閉じられない夜。

自分が袖に引けても、本当の心が渡っていれば舞台上で生き続ける。心は物語の一部であり、物語はその心そのものでもある。

それは現実の世界も同じ。

いつか自分が死んだとしても、それは一体誰の死なのだろう?

生き続けるコトを刻むコト。それは人の心に生きる糧として残るコト。それが道。